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高圧洗浄は必要なの? 水道代は?

高圧洗浄は必要なの? 水道代は?

外壁塗装を行う際、初めに必ず高圧洗浄というものを行います。
高圧洗浄は、なぜ必要なのでしょう?
外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。
少なくない費用を支払うからには、なぜその作業が必要なのかを、しっかり理解したいですよね。
このページでは、高圧洗浄を施す理由などをご紹介いたします。

高圧洗浄とは

高圧洗浄とは、専用の洗浄機から高圧で水を放出し、外壁や屋根のコケなどの汚れを落とすことです。

新築時や前回塗装から数年、数十年経った建物には、コケやカビ、チョーキング現象(指で触った時に白い粉がつくこと)などの汚れの蓄積、古い塗膜の剥がれやサビなどが生じています。
それらを除去するために、外壁塗装前には必ず高圧洗浄を施します。

身近にある洗浄機として思い浮かべるコイン洗車機の圧力は、約80キロ圧。
対して、高圧洗浄機の圧力は、約100~150キロ圧です。
倍とまではいきませんが、洗車機の洗浄機よりも強力なものとイメージしてください。

30年ほど前までは、精度の良い洗浄機がなく、ブラシなどを用いて手作業で洗浄が行われていました。
現在でも、「高圧洗浄は必要ない」と言う、昔ながらの職人もいますが、外壁塗装は下地が命。
仕上がりを良くするためには、まずはしっかり汚れを落とすことが重要です。

高圧洗浄の様子

100~150キロもの圧力で洗える洗浄機でも、洗浄作業には丸1日かかります。
建物が大きければ、もちろんそれに比例して時間がかかります。
30年ほど前までは精度の良い洗浄機がなく、ブラシなどを用いて手作業で洗浄が行われていました。
手作業となると、洗浄だけで1週間くらいかかってしまうのではないでしょうか。

高圧洗浄をしっかり行わないと、早期剥がれの原因になる

外壁に塗料を塗装すると塗膜が形成され、その塗膜が紫外線や雨風から外壁を守ってくれます。
が、形成された塗膜が外壁にしっかり密着していなければ、塗膜は簡単に剥がれ落ちてしまいます。

外壁には十数年分の汚れやゴミが蓄積されています。
高圧洗浄によりその汚れやゴミを全て除去し、塗装を行える下地を作り出す必要があります。
ここを疎かにすると、どんなに良い塗料を使ったとしても、半年~1年ほどの短いスパンで塗膜剥離が起きてしまうことも。

外壁塗装の塗膜の剥離について、詳しくは、こちらのページにて解説しています。

外壁塗装はなぜ膨れる?

外壁塗装はなぜ膨れる?

塗膜の膨れとは、外壁塗装によって作られた塗膜の表面に気泡が生じたり、一部が水膨れのように膨れることを言います。外壁材を守るために、下塗り、中塗り、上塗りと塗料を塗り重ね、塗膜を形成しますが、そのなかでも下塗りを疎かにしてしまうと、塗膜が膨れてしまうことがあります。外壁材と塗料の塗膜がうまく密着できないと、間に空気が入り、浮き上がってしまうのです。このページでは、そんな外壁塗装の膨れが起こる原因についてご説明いたします。

高圧洗浄の際に必要な水道代

水道

見積り書に「水道の無償提供をお願いします」などと書かれているものの、料金は記載されていないので、高圧洗浄の水道代がどれくらいかかるのか不安に思っている方も少なくないと思います。
ですが、皆さんがご想像されているほど高くはありません。

業務用高圧洗浄機の吐出水量は、おおよそ1時間あたり600リットルです。
そして、高圧洗浄を行う時間は、5~6時間ほど。
とるすと、使用する総水量は、

600リットル×6時間=3,600リットル

になります。
お風呂の浴槽を1回溜めた場合の水量は、大体250リットルなので、高圧洗浄は約15倍の水を使用する計算です。
こう聞くと、「多い!」と感じるかもしれません。
が、金額に換算すると、東京の水道局の場合、1リットルあたり0.2円ですので、

3,600リットル×0.2円=720円

となります。
つまり、高圧洗浄の水道代にかかる費用は、大体数百円~千円ほどです。

おまけ:電気代は?

「水道代がかかるのなら、電気代もかかるのでは?」と、思った方もいるかもしれません。
作業によっては、その通り電気代がかかる場合もあります。
主に、以下の作業で電気を使用します。

ケレン サビや旧塗膜の除去を行うため、電動工具を使用する場合
攪拌 塗料の材料を混合させるため、撹拌機を使用する場合

ですが、高圧洗浄とは異なり、丸1日かかるような作業ではありません。
むしろ、数分〜数十分しかかかりませんので、電気代は微々たるものです。