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ペットがいる家の外壁塗装で気をつけるポイント

ペットがいる家の外壁塗装で気をつけるポイント

人間と会話をすることができないペットは、体調が悪かったりどこか痛くても、それを飼い主に伝えることができません。
何事もなく終えられると思った外壁塗装も、ペットに異変が生じていることに気づかず、危険な状態に陥ってしまうケースも……。
大事なペットを傷つけてしまわないよう、飼い主ができる最大限の対策を覚えておきましょう!

見積り前にペットがいることを伝えておく

見積り前にペットがいることを必ず伝えてください。
室内飼いか外飼いなどの飼育状況はもちろんのこと、犬や猫、鳥などペットの種類や病歴、性格などもできるだけ詳細に!

油性塗料には、シンナーなどの有機溶剤が含まれます。
それらから発生する刺激臭や成分により、ペットの身体に以下のような悪影響を及ぼします。

  • 酔っ払ったようにフラフラしている
  • アレルギー症状が出る
  • 食欲がなくなる
  • うずくまり動かない
  • 嘔吐する
  • 気性が激しくなり、吠え続ける

インコなどの鳥類、エビなどの水生生物は、溶剤塗料を使用すると死んでしまうこともあります。

インコなどの鳥類
エビなどの水生生物

戸建て住宅の外壁塗装では、屋上やバルコニーなどの防水施工を同時に行うことも多々あります。
ウレタン防水の場合は、溶剤系の防水材を使用しますので、注意が必要です。
塗料、防水材ともに、水性のものを使用しなくてはいけないことを覚えておきましょう。

見積り段階よりも前にペットの存在を伝えておかなければ、溶剤塗料を使用した外壁塗装を推薦されてしまうこともあります。
使用する塗料により費用も変わるので、お問い合わせ時や現地調査時に伝えておくのがベストです。

外壁塗装でペットに害を及ぼす要素

十分な換気ができない

外壁塗装の施工中は、主に窓や玄関などの塗装しない箇所を塗料の飛散で汚さないよう、テープやビニルで養生を行います。
窓は全て覆われるので、自由に開け閉めできず、ペットの体温調整が難しくなります。
人間であれば薄着になったり、自身で体温の調整を行えますが、ペットはそうはいきません。
もし、窓が開けられたとしても、室内に塗料の臭気が充満します。

エアコンが使えない日がある

エアコンの室外機

外壁塗装の施工中は、エアコンの室外機も汚れないようカバーで覆ったり、取り外す場合があります。
ペットの中には、常にエアコンで室内温度を調整しなくてはいけない種類もいますので、エアコンが急に使えなくなれば大変です。
エアコンを使えるよう養生したり、装着したまま使用できるカバーを使うこともありますが、施工の種類によっては何日間か完全に使用ができなくなることも。

どのような方法で施工を進めるのか、エアコンを使えるようにするには別途料金がかかるのか……など、契約前にしっかりと打ち合わせを行いましょう。

作業員が敷地内に出入りする

施工期間中は、作業員が何度も敷地内に出入りし、朝から夕方まで作業しています。
人間に対して警戒のないペットであれば問題ありませんが、警戒心の強いペットの場合は、自分のテリトリーに入られることを嫌がり、強いストレスを抱えます。
室内飼いだとしても、窓の外の足場に人影が見えれば警戒するでしょう。

大きな音が出る

外壁塗装には、以下のような想像するより大きな音が出る作業もあります。

  • トラックの移動音、駐車音
  • 足場の設置、解体
  • 高圧洗浄
  • 下地処理や塗料の攪拌時の工具音
  • 屋根の上を歩く足音
  • 足場を歩く足音
  • 作業員の掛け声、話し声

特に足場の設置時と解体時、高圧洗浄時は大きな音が出ます。
半日から1日で終わる作業ですが、少なくともこの作業の間はペットを他の場所に移してあげることが好ましいでしょう。

外壁塗装でペットを守るために

ペットは他の場所へ移す

ペットの身を守る1番の方法は、外壁塗装の施工期間中、遠い場所へ移してあげることです。
ペットホテルや動物病院、親戚や友人などに預けることがベストですが、隔離する場所が確保できない場合には、以下のような最低限の対策をとってあげましょう。

  • 外で飼っているペットは室内へ移動
  • 外出する時もペットをひとりで置いていかない
  • 施工箇所から最も遠い部屋で飼育する

外壁塗装の施工期間は一般的に2週間前後ですが、天候の影響や施工内容の追加や変更などにより3週間ほどかかる場合もあります。
ペットの預け先は、最低でも2週間以上預けられる状態にしておきましょう。

使用塗料をしっかり選ぶ

塗料選びは非常に悩む部分ですが、
「塗料が多すぎて選べない」
「選ぶのがおっくうだ」
と思わず、ペットに優しく、住宅に適した塗料をじっくりと厳選しましょう。

先に記した通り、溶剤系の油性塗料や材料はペットの身に危険が及ぶため、水性の塗料や材料が好ましいです。
ですが、外壁や屋根には適さない塗料や、既存の防水層によっては使用できない材料もあるので、入念な打ち合わせが必要です。

施工を行う季節は、真夏や真冬を避ける

外壁塗装自体は春夏秋冬どの時期にもできますが、真夏や真冬など極端に暑かったり寒かったりする時期は、換気が不便な外壁塗装はペットにとって不向きな季節です。
春や秋などの気候が安定し、過ごしやすい季節に外壁塗装を行うことで、エアコンの使用や換気が難しくても、ペットにかかる負担は低減されるでしょう。

室内飼いのダックスフンド