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外壁塗装の助成金・補助金について徹底解説

外壁塗装の助成金・補助金について徹底解説

外壁塗装を行う際に、助成金が受けられることをご存知ですか?
各自治体にて、外壁塗装などの住宅リフォームを行う場合に、助成金または補助金が適用されます。
このページでは、外壁塗装で適用される助成金について詳しく説明いたします。

外壁塗装で助成金・補助金がもらえるのはなぜ?

昨今、日本だけではなく、世界中で地球温暖化や地球環境に関連する問題は深刻化しています。
日本政府は、他国とも協力して全世界規模で環境問題を改善し、これからの未来の環境を良くするための取り組みを積極的に実施しています。
京都議定書というのもその先駆けとなった条約の一つであり、最近ではSDGsという言葉を耳にする機会も増えました。
この環境問題を改善する活動や取り組みに協力してくれる企業や個人へ、日本政府から助成金や補助金が交付される、ということです。

地方公共団体の支援制度

国や地方自治体から支給される住宅リフォーム関連の助成金・補助金は、主に以下の7項目に分類されます。

  1. 耐震
  2. バリアフリー
  3. 省エネルギー
  4. 環境対策
  5. 防災対策
  6. 同居対応
  7. その他

これらは地方公共団体の支援制度にあたります。
外壁塗装は、『省エネルギー:窓・壁等の断熱化、省エネ設備の設置』等に該当します。

外壁塗装における省エネルギー化とは

外壁塗装がどのような省エネルギー化に繋がるかというと、主にヒートアイランド現象を防止するための対策が目的とされています。
ヒートアイランド現象とは、都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象です。
現在、国内で制度化されている対策には、緑化の推進や屋根面の高反射化(クールルーフ)、省エネなど様々なものがあります。

ヒートアイランド現象の主な原因

地表面被覆の人工化(緑地の減少と舗装や建物な どによる人工的被覆面の拡大)

地表面被覆の人工化(緑地の減少と舗装や建物な どによる人工的被覆面の拡大)

地表面の状態と気温の関係 出典:環境省『ヒートアイランド対策ガイドライン』

都市形態の高密度化(密集した建物による風通しの阻害や天空率の低下)

都市形態の高密度化(密集した建物による風通しの阻害や天空率の低下)

天空率と放射の関係 出典:環境省『ヒートアイランド対策ガイドライン』

人工排熱の増加(建物や工場、自動車などの排熱の増加)

人工排熱の増加(建物や工場、自動車などの排熱の増加)

様々な人工排熱  出典:環境省『ヒートアイランド対策ガイドライン』

ヒ ートアイランド現象は年間を通じて生じていますが、特に夏季の気温上昇が都市生活の快適性を低下させるとして問題となっています。
東京周辺で30℃以上となる時間数は、1980年代前半には年間200時間程度でしたが、最近では20年前の約2倍になり、その範囲も郊外へ広がっています。

世界の平均気温は、ここ100年で約0.7℃上昇しており、地球温暖化が主な原因と考えられています。
一方、東京の平均気温は、この100年あたりで約3℃上昇しています。
地球温暖化による気温上昇にヒートアイランド現象が加わり、急速に都市の温暖化が進んでいると言えます。

主な対策技術として、以下があげられています。

  1. 緑陰形成(街路樹、パーゴラ)
  2. 人工日よけ設置(オーニング等)
  3. 壁面の緑化(生垣)
  4. 敷地の緑化
  5. 植え込み設置
  6. 建物被覆の親水化・保水化
  7. 舗装の保水化
  8. 舗装の高反射化
  9. 水景施設の設置
  10. ミスト噴射装置設置

この中の『8. 舗装の高反射化』が省エネルギー分野において、地球温暖化対策及びヒートアイランド現象対策の一貫として、地方公共団体より外壁塗装の助成金・補助金が交付されます。

助成金と補助金の違い

助成金・補助金は、国・地方公共団体・民間団体などから支出されるもので、原則返済不要です。
審査が厳しいことから、助成金よりも補助金のほうが支給額が高い場合が多いようです。

助成金

助成金は、外壁塗装の場合、決められた特定の塗料を使用するなどの要件を満たしていれば、審査不要で誰でも受給できます。
国や地方公共団体が支給します。
なかには要件が厳しいものもあり、申請すれば必ず受給できるものではありません。

補助金

補助金は、受給にあたって審査があり、審査に通った場合のみ受給ができます。
国や地方自治体の政策目的のために予算を組んで交付します。
政策実現のためでもあるため、目的に一致していないと申請しても補助を受けることができません。

先着順で予算の上限まで受けられるものや、定められた公募期間に応募し認定されると対象となるものなど、申請方法は補助金により異なります。
なかには補助金を受給したあとの報告が義務づけられているものもあります。

住宅リフォームに関連する支援制度は、外壁塗装だけじゃない

東京都江東区を例に見ていきましょう。
地域公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトにて、東京都江東区の支援制度を検索してみると、複数の助成制度が検索結果として一覧が出てきます。

東京都江東区住宅リフォーム支援制度一覧

東京都江東区住宅リフォーム支援制度一覧

大きなカテゴリーは同じリフォームでも、支援先や対象物件が個人宅や集合住宅、事務所としての使用かによっても異なり、自治体内でも担当部署がそれぞれ違うことから、このように複数の支援制度がバラバラの事業に記載されています。

この支援制度検索サイトに記載されていない住宅関連における助成金制度も存在します。
細かい規定や多くの種類の支援があり、全て把握し理解するのが難しいため、お住まいの自治体へ直接ご相談されることをオススメします。

助成金・補助金は、同時期に複数の申請ができない場合や、1度しか申請ができない場合があります。
必ず事前にお問い合わせください。

外壁塗装の助成金・補助金申請について

外壁塗装の助成金・補助金申請について

申請期限

年度初めから年度終わりの1年間が申請期間、予算額に達した場合は、その時点で申請受付を終了。
といった、自治体がほとんどのようです。
翌年度分に関しては、自治体の予算決定後、3月中旬から4月1日以降の年度初めに発表されます。

年度の後半になると、予算に達し申請受付を終了してしまったり、申請期限内に完工報告書の提出が難しくなる場合もあります。
申請をご検討されている方は、早めの申請準備をオススメします。

交付のための最低条件

助成金・補助金を申請するための条件は、主に以下の4つを満たしている必要があります。

  • 建築基準法を遵守していること
  • 遮熱塗料や断熱塗料など基準に達した塗料を使用すること
  • 着工前に申請すること
  • きちんと納税していること

申請から受給までの流れ

それぞれの自治体により多少異なりますが、基本的な流れをご紹介いたします。
各必要書類提出後の承認通知書は、早くて2〜3週間、遅くて1ヶ月ほどかかるようです。

  1. 住居エリアの自治体にて外壁塗装助成金の交付申請
  2. 交付承認通知書を受け取る
  3. 外壁塗装工事着工
  4. 外壁塗装工事完工
  5. 外壁塗装工事完工後に報告書を提出
  6. 自治体による施工した住宅の確認
  7. 交付決定兼交付額確定通知書を受け取る
  8. 助成金・補助金の受給

交付申請に必要な書類

自治体により 、見取り図や平面図などの提出が必要となる場合や、個人宅や集合住宅、賃貸、事務所等で必要書類が異なります。
必ず事前に各自治体へご確認ください。

  • 助成金交付申請書
  • 施工にかかる費用と内訳がわかる見積書の写し等
  • 助成対象要件を満たすことがわかるパンフレット等
  • 施工前の写真
  • 前年度の特別区民税・都民税納税証明書
  • 建物の所有者を証する書類

施工完工後の報告書に必要な書類

自治体により、『申請者が設置した住宅に居住していることを確認できるものの写し』や建物登記事項証明書などが必要となる場合があります。
また、見取り図や平面図などの提出が必要となる場合や、個人宅や集合住宅、賃貸、事務所等で必要書類が異なります。
年度内(助成金・補助金実施期間内)に提出しなければならない場合もあります。
必ず事前に各自治体へご確認ください。

  • 完了報告書
  • 領収書または支払いを完了したことを証する書類の写し
  • 領収内訳書
  • 出荷証明書
  • 施工・設置した場所がわかる図面
  • 施工中・施工後の写真
  • 使用済み塗料缶の写真
  • 助成金交付請求書

ラクストの無料申請サポート

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